なおしっこのパズドラ思案

パズドラの重課金者が、パズドラのプレイで感じたことを綴っています。

LSダメージ軽減率の計算方法

昨日実装された分岐カエデもそうであるが、最近、リーダースキル(LS)に「〇〇でダメージを軽減」との語句が入っているものが目立ってきた。いまや、ダメージ軽減がないとリーダーとしては物足りないと感じるほどである。高難易度ダンジョンでは被ダメージがこちらの最大HPを上回る場合も少なくないので、LSダメージ軽減がないリーダーは第一線では使えなくなってきているようにも感じられる。

ここで、同じ「〇〇でダメージを軽減」との語句が入っている場合でも、モンスターによってダメージ軽減率が異なる場合がある。前回の記事で紹介したとおり、通常の軽減率は25%で、エドワード・エルリックとネルギガンテの軽減率は35%である。数値は明示されていないので、自分で軽減率を計算して求める必要がある。

ところで、読者の皆さんは、LSのダメージ軽減率の計算方法を把握しているだろうか? 例えば、次の画像。

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LSダメージ軽減率は何%?

これは、HPが満タンのときに敵から99%割合ダメージを受けた瞬間である。残りHPは半分を少し下回っている。この場面から、分岐カエデのLSダメージ軽減の効果がわかる。さて、ここで、具体的な数字として、分岐カエデ一体当たりのダメージ軽減率は何%なのだろうか? 「本来なら99%分のHPが減って306になるはずだけれど…、 13574残っているということは…、」と、何とか計算しようとするが、なかなか正解にたどり着けないのではないだろうか?

ここで、私なりの計算方法を紹介しよう。

なお、初めに注意喚起しておくが、ここで計算によって求めるのはLSダメージ軽減率である。ありがちな誤解として、既に判明している軽減率から、受けるダメージの値を求める計算をしようとするものがある。それは違う。この記事では、何故か判明している(誰かが流布した?)LSダメージ軽減率を利用した被ダメージの計算をするのではなく、自らがLSダメージ軽減率を求めようとするものである。

私が考える計算方法は二通りある。上記のような割合ダメージを利用する場合と、利用しない場合である。

 

1.LSダメージ軽減がない場合と、リーダーまたはフレンドのみに置いた場合とを比較する方法

この方法は極めて単純である。一般に軽減率の計算方法を難しくしているのは、リーダーとフレンドの両方の軽減率が乗算で効いているからである。従って、これを排除すれば計算しやすくなる。

例えば分岐カエデのLSダメージ軽減率を知りたい場合は、下の画像のように、対象(分岐カエデ)以外の軽減のないリーダーおよびフレンドを置いた場合(ここでは闇アテナを使用)と、分岐カエデをリーダーまたはフレンドのみに置いた場合とを比較するのである。この方法は、同じ敵から受けるダメージはいつも同じであるという事実を利用し、ダンジョンに潜入し直して試している。

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ダメージ軽減のない闇アテナの場合、被ダメージは8929。ダメージ軽減のあるカエデの場合、被ダメージは6697。分岐カエデのフレンドに選んだアヌビスはLSダメージ軽減を持たないことがポイントである。ここから、軽減率を求めることができる。

  100 -{(6697 / 8929)×100 }= 25(%)

 

2.割合ダメージを利用する方法

この方法は、割合ダメージをうけた場合に、その場でLSダメージ軽減率を計算することができる方法である。ここで、割合ダメージが何%のものであるかは分かっているものとする。例えば再掲する次の画像。

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HP満タンから99%割合ダメージを受けた状態。この画像からLSダメージ軽減率を求めることができる!

こうした状況で、計算可能なのである。

画像の状況はHP満タンから99%割合ダメージをうけたものであるが、ここでは初めに、一般化して説明する。

HPが「x」であったときにダメージを受けた。本来であればHPが「z」にまで落ち込むところ、LSダメージ軽減のおかげでHPが「y」に踏みとどまった。

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軽減率を知るには、この式を aについて解けばよい。

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aについて解けばよい、と言いながら、左辺を「100-a」の形にした。この形にしておいたほうが理解しやすい人もいるであろう。(^o^;)

ここで、zの値は不明である点に留意されたい。zはLSダメージ軽減がない場合に達するHPであるので、上掲画像のようにLSダメージ軽減が効いた結果をみている今、zの値は分からない。いや、正確に言えば、前提として「割合ダメージが何%のものであるかは分かっているものと」しているので、zの値は計算できるのであるが、上記式にでは数値を代入すべき変数がx,y,zの三つもあるので、できればzは消去しておきたい。計算すべきパラメータは少なくしておいた方がよい。

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このように、割合ダメージの定義のなかに「x-z」の項を見出すことができるので、上の式の平方根内の分母の「x-z」をこれに置き換える。すると、

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という式になる。これが、軽減率a の一般解である。ダメージを受ける前のHP「x」と、ダメージを受けた現在のHP「y」と、割合ダメージ率「b」が分かれば、LSダメージ軽減率「a」を求めることができる。

また、割合ダメージ率が99%であるとき、b=99≒100とみなすと、平方根内を約分することができて、式がより単純な形となる。

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これが 99%割合ダメージを利用する場合の解である。上記の画像を用いて試算してみると、

  ダメージを受ける前のHP=x=30631

  ダメージを受けた現在のHP=y=13574

  (割合ダメージ率=b=99≒100)

なので、

  100 - a =100√ {(30631-13574)/ 30631 }≒ 75

従って、LSダメージ軽減率「a」は、25(%)である。

 

以上、二通りの計算方法を紹介した。これらは、私が急に思い立ってササッと計算してみたものなので、もっと他に良い計算方法があるかもしれない。もし読者の中で上記の方法よりも良い方法を見出したとしたら、是非とも教えてほしい。(^o^)