裏闘技場をアシストなしでクリア!
これぞ、「アシストなし」という縛りプレイの極致である。
2018年8月19日、私は、極醒進化を遂げた闇メタトロンをリーダーとして、アシストなしで裏闘技場をクリアした。興奮冷めやらぬなか、その経緯について紹介する。
2018年8月10日のパズドラ公式生放送(山本Pランク777記念)にて、闇メタトロンの極醒進化が発表された。進化後の姿を試しに使ってみると、これが強い強い。そのリーダー性能は、闇メタトロンが現環境の最前線に躍り出るものであった。
しかも、同時に発表された転生イザナギの強化が素晴らしかった。自傷+エンハンスのスキルの最短ターン数が「3」に短縮されたのである。闇メタトロンのリーダースキルは神タイプに攻撃倍率が掛かる。そして転生イザナギは神タイプをもっている。これはいかにも、極醒進化後の闇メタトロンのサブとして転生イザナギを起用してくださいと言わんばかりの歩調である。
また、 サブ候補として、少し前に降臨ダンジョンのボスとして実装されたエイルもすぐに思いつく。 エイルも神タイプである。
(なお、上掲三体の画像における潜在覚醒と超覚醒は、アシストなしクリアを達成したときのものである。)
闇メタトロンのサブに転生イザナギとエイルを起用しただけでも、強力な編成となることが直ちに理解できる。具体的には…
・闇メタトロンのリーダスキルはHP倍率が2倍もありながら、ダメージ軽減も有している。(HP倍率とダメージ軽減の両方を有しているのは覚醒降三世明王やライザーのように極めて限られている。)
・闇メタトロンのリーダスキルはHP80%以下で攻撃最大倍率が発動するものであるところ、闇メタトロン自身がその条件を満たすための自傷スキルを有している。しかもロック解除つきの二色陣!
・転生イザナギの自傷スキルは「HPが50%減る」及び「1ターンの間、神・バランスタイプの攻撃力が2倍」である。これを3ターンで使えるので、HPが回復しすぎたときにも、即、自傷できる場合が多い。
・転生イザナギの自傷スキルを使用したとき、エイルの覚醒スキル「HP50%以下強化」の発動条件が満たされる。エイルは超覚醒を含めれば「HP50%以下強化」を3つも有しているので、転生イザナギのスキルを使用した直後の攻撃では8倍の火力が出る。
・エイルは覚醒スキル「回復ドロップ強化」を3つ有しているので、回復ドロップを4つ消しすることで、HPが減りすぎた状況から容易にHPを復帰させることができる。
・エイルのスキルで覚醒無効状態を5ターン回復できるとともに、回復ドロップを6個生成できる。
こ れ は 良 い!
私はこの闇メタトロン、転生イザナギ、エイルの組み合わせを使って、何かができる気がした。
それが、裏闘技場の「アシストなし」クリアである。
「アシストなし」とは、その名のとおり、スキルのアシストをしないという意味である。私はこれまで、「アシストなし」という縛りで「極限の闘技場 双極の女神3」をクリアしていた。そこで、次の目標として裏闘技場の「アシストなし」クリアを据えたのである。
私は日頃、TwitterやYoutubeで他人のプレイの様子を見ているが、私は裏闘技場をアシストなしでクリアした報告を見たことがない。これは達成し甲斐のありそうな挑戦である。
なお、「アシストなし」という縛りプレイの哲学について、私は以前「『アシストなし』という楽しみ方」という記事を書いたので、興味があればそちらを参照されたい。
裏闘技場に挑戦するにあたっては、サブの残り二枠には、是非とも追撃覚醒持ちと、ダメージ吸収無効スキル持ちを入れたい。もちろん、神タイプという縛りを忘れてはならない。私が選んだのは、プレーナと水着風神であった。この二者を起用することで、闇メタトロン編成で不足しがちな操作時間も補うことができる。
裏闘技場に挑戦し始めると、思ったよりも容易に進めることができた。道中は、HP条件を満たした状態で7コンボを決めると大抵の敵を倒すことができる。しかしながら、私はそもそも裏闘技場の経験が少ないので、どの敵がどのような行動をしてくるのかをじっくりと観察することから始めなければならなかった。要は、闇メタトロン編成の高いHPとダメージ軽減をもってしても耐えられないような攻撃がどのような場合に飛んでくるのかを覚えるのである。また、オーガ階や五右衛門が出現する階の手前でHPを確保しておくという基本事項も忘れてはならない。
経験が蓄積するにつれて対応方法を覚えていき、安心感や安定感が増してくる。途中、潜在覚醒の見直しをしたり、潜在覚醒を全く付けていなかったモンスターにも潜在覚醒をつけたり、転生イザナギの超覚醒を変更したりした。
何度挑戦したか覚えられないくらいになってきた頃、 メタトロン階まで到達した。幸い、光メタトロンであった。これだと属性の相性が良い。転生イザナギの自傷及びエンハンススキルはカーリー戦のために温存しておきたいので(もしメタトロン戦で使用してしまうと、カーリー戦では水着風神のスキルチャージを使ったとしても1ターン足りない。そこで1ターンのスキル溜めのためにカーリーの初撃を受け切ることは無理であろう)、ここでは闇メタトロンの二色陣のみで倒すことにした。
… しかしながら、倒せなかった。
HPが80%以下の状態で二度攻撃したが倒し切ることができず、発狂攻撃をくらってGAME OVER。もしHPが50%以下であったらエイルの火力が8倍になるので倒せたかもしれない。しかし、そんな状況になることを祈るのは運に頼りすぎる気がする。それに、闇メタトロンが出現した場合はもっと火力が必要であろう。
火力が足りない。
どうすればいい?
私はここで、水着風神を外す決断をした。ダメージ吸収をする敵が倒せなくなるがいいのか? とも考えた。しかしながら、この「アシストなし」の縛りプレイは、別に安定攻略を目指しているのではない。運要素に恵まれながらも一度でもクリアできればよいのである。したがって、ダメージ吸収をする敵が倒せなくなったとしてもよい。そのときはダンジョンに潜入し直せばよいのである。
水着風神は、ダメージ吸収スキルのほか、3つの操作時間延長と超覚醒を含めた3つのコンボ強化の覚醒スキルも優秀なのであるが、闇メタトロンやプレーナの陣を使ったときの攻撃では水の落ちコンが来ない限り火力要員にはなれないし、終盤でスキルが腐ることが多いのが難点である。終盤でその1ターンのスキルチャージの有無によって運命が決するようなスキル使用はしていないつもりであるし(そもそも転生イザナギ以外のスキルを使うのは一回きりであることが多い)、上記の火力不足を体験した今、もっと別の火力要素が必要なのである。
私は、転生神魔王ルシファーに目を付けた。2つの神キラー覚醒と3つの潜在神キラーが、最終盤の決戦火力となるに違いない。また、スキルで闇ドロップを3つ生成できることも、ひょっとしたらどこかで役に立つかもしれない。15万の固定ダメージは緑色の仮面を確実に倒すのには使える。
私の目論見は当たった。出現する敵にも恵まれながら、あれよあれよと進んでいった。ダメージ吸収無効スキルは失われたが、パールヴァティーを倒すことはできた。
最終盤では闇メタトロン(敵)と闇カーリーが出現したが、前者は闇メタトロン(自分チーム)の陣スキルを使って、後者は闇メタトロン(自分チーム)の陣スキルと転生イザナギのスキルを使っていずれもワンパンすることができた。
私の挑戦はここに完結した。
目標を達成することができ、清々しさを感じた。所詮は自己満足の世界であるが、この達成感は他のものに代えがたい。
上で紹介した以前の記事「『アシストなし』という楽しみ方」にも書いたように、スキルアシストが実装されて以降、プレイヤーの誰もが似たようなサブを揃え、似たようなスキルをアシストすることが目立ってきている。実装前はとても考えられなかったような、元のスキルがリーダースキルに噛み合わないモンスターが平然とサブに入っているという状況が、私はあまり好きではない。
私が挑戦している「アシストなし」の縛りプレイは、チーム編成を考える本来の楽しさに立ち戻るものである。編成に悩んでいるときは、同時に、モンスターの性能を調整している運営の苦労や絶妙な調整の素晴らしさも感じられる。「アシストなし」の縛りプレイは、どんなダンジョンもクリアできることが当然の状態になってしまった人に、特にお薦めしたいものだ。(^o^)
私はますます、「アシストなし」の美しさに傾倒していきそうだ。
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なお、今回の挑戦にあたって厄介だった敵を挙げておく。アシストありのプレイでは対応可能なものでも、アシストなしだとその余裕がない。
・闇イザナミ ・・・ 操作時間短縮がとにかくキツイ。
・ノア ・・・ ルーレットがとにかく邪魔。(^_^;)
・橋姫 ・・・ スキルをフル回転させれば倒すことができるが、ほぼすべてのスキルを使ってしまううえ、回復力減少の影響でHPが低下していることが多く、次のドラゴン階のバトルがキツイ。 セブンザードの先制攻撃でやられることも。これに対し、茨木童子とカマエルは雑魚。